体の不調を感じたら銀歯によるアレルギーが原因かも
こんにちは。
小倉南区の「かなまる歯科クリニック」です。
肌が赤くなっている、かゆい、口内炎がよくできるなど、体の不調を感じていませんか?
もしかしたら、その症状はお口の中にある銀歯が原因かもしれません。
今回は虫歯の治療で使用される金属でのアレルギーについてお伝えしていきます。
【目次】
1.銀歯がアレルギーの原因になる
2.金属アレルギーの特徴的な症状
3.メタルフリーの治療方法
4.皮膚科でも診断可能
5.まとめ
銀歯がアレルギーの原因になる
「金属アレルギーはアクセサリーだけじゃないの?」と驚かれるかもしれませんが、実はお口の中にある銀歯でもアレルギーを引き起こすことがあります。
しかし、アレルギー症状が出るまでには個人差があり、銀歯を入れた直後に出ることもあれば、10年以上経過してから症状が出ることもあります。前者の場合は分かりやすいですが、後者の場合は症状と銀歯が結びつくまでに時間がかかることもあるでしょう。
金属アレルギーの特徴的な症状
金属によるアレルギー反応は様々です。
- 歯茎周辺のただれ
- 口内炎
- アトピー性皮膚炎のような発疹
- 水膨れ
- 唇や口角の腫れ
- 舌のしびれ
- 味覚異常
なかには金属が原因だと思えないようなものもありますが、重症化すると頭痛、めまい、発熱、脱毛といった症状が出ることもあるので注意が必要です。
メタルフリーの治療方法
「メタルフリー」という言葉を耳にしたことはありますか?これは治療の際に、金属を使用しないことを示す言葉です。
金属アレルギーがある方は、詰め物や被せ物の治療をする際にはメタルフリーの治療方法をおすすめします。
一般的に歯科の保険治療において詰め物や被せ物をする際には金属を使用します。金属ではなくプラスチックやセラミックを用いた治療になると、プラスチックは一部の治療が、セラミックは全ての治療が保険適用外になります。
セラミックは他の治療と比較して費用はかかりますが、歯は一生使用するものであることを考えると選択肢のひとつとして検討されて良いのではないでしょうか。審美性だけでなく機能性や耐久性にもすぐれているので歯を長持ちさせることができます。
保険が適用されるプラスチックは、経年劣化で変色したり、強度が弱く汚れがつきやすいなどの理由からあまりおすすめできません。
皮膚科でも診断可能
歯科治療に使用される金属には、金、銀、プラチナ、パラジウムなどの主な成分の他に、微量の銅や亜鉛も含まれていることがあります。どの金属がアレルギーを引き起こしているのか特定することが重要です。
しかし、どのようにして金属アレルギーを調べれば良いのかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
金属アレルギーはお近くの皮膚科でパッチテストを受けていただくことでも診断可能です。ご自身がどの金属に対してアレルギー反応を起こすかわからない方は、受診してみることをおすすめします。
まとめ
金属アレルギーを発症してしまうと、その時お口の中にある金属を全て取り除かない限り症状を落ち着かせることはできません。
あらかじめご自身のアレルギーを調べておくことでより安心して治療を受けていただくことができるでしょう。
また、はじめからお口の中に金属を入れないようにすることも一つの方法です。
もし、症状に心当たりがあったり、金属アレルギーが気になったりしている方はお気軽にご相談ください。