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マウスウォッシュの使い方を徹底解説!正しく使って最大限の効果を得よう

監修:歯科医師 金丸智士


マウスウォッシュをカップに注いでいる手元

毎日の口腔ケアに取り入れると虫歯や口臭予防に効果的なマウスウォッシュですが、使い方を間違えると効果が半減してしまいます。このコラムでは、マウスウォッシュの正しい使用方法と、効果をさらに高めるためのポイントをわかりやすく解説します。正確な使い方をマスターして、口内環境を健康に保ちましょう。

【目次】
1.マウスウォッシュの基本的な使い方
 1-1歯磨きの後に使用する
 1-2使用方法
 1-3より効果を得るためのポイント
2.歯磨きできない時に使用する効果
3.マウスウォッシュを使用する際に気を付けるべきこと
4.使い方に迷ったらお気軽にご相談ください

マウスウォッシュの基本的な使い方

マウスウォッシュの効果を最大限に得るためには、正しく使用することが大切です。基本的な使い方や最適なタイミングをご紹介します。

歯磨きの後に使用する

マウスウォッシュの主な効果は殺菌作用です。歯の汚れを落とすことはできないため、必ず歯磨きでプラークを取り除いたあとに使用しましょう。口内の細菌が減り、口臭の予防にも繋がります。フッ素が含まれたマウスウォッシュならさらに虫歯予防の効果も期待できます。マウスウォッシュは口内を清潔に保つお手伝いをするもので、直接的に歯の汚れを落とすわけではありません。だからこそ、毎日の歯磨きは欠かさずに行いましょう。

使用方法

一般的には、一度に使用する量はキャップ1杯分(約10ml〜20ml)です。口に含んで30秒から1分間、口の中全体に行き渡るようにブクブクとゆすいでください。吐き出した後は、薬剤が口内で効果を発揮するよう、水でうがいはしないようにしましょうただし、種類によって使用方法が異なる場合があるため、説明に目を通してから使用するようにしてください。

より効果を得るためのポイント

マウスウォッシュの効果を最大限に引き出すために、次のポイントを心がけましょう。

〇頻度
1日に2回、朝と夜の歯磨きの後に使うのがおすすめです。これで1日中、口内を清潔に保つことができます。

〇種類の選択
目的に応じてマウスウォッシュを選びましょう。口臭を抑えたい場合は抗菌成分入り、歯肉炎を防ぎたい場合は抗炎症成分入りのタイプが良いです。

〇使用後の注意
マウスウォッシュを使った後は、少なくとも30分間は食べ物や飲み物を避けてください。これにより、薬剤が口内でしっかりと効果を発揮する時間を確保できます。

これらの簡単なステップで、マウスウォッシュを使った口腔ケアがさらに効果的になります。毎日の習慣に取り入れて、健康な口内環境を維持しましょう。

歯磨きできない時に使用する効果

例えば、忙しさや妊娠中のつわりの影響などで歯磨きが難しい時は、一時的なケアとしてマウスウォッシュを使用すると良いです。手軽に口内の不快感を軽減することができるので、外出先ですぐに歯磨きできない場合などにも使用をお勧めいたします。

また、マウスウォッシュは口臭ケアにも効果的です。食後や会議前など、ちょっとした口臭を抑えたいときに簡単に使用できます。さまざまなタイプがありますので、用途に合わせてお好みのマウスウォッシュを選ぶようにしましょう。

ただし、これらはあくまで一時的な対策です。日常的な口腔ケアの基本である歯磨きを、可能な限り正しく行うことが重要です。日々のケアを怠らず、付加的なものとして、外出先や緊急時のリフレッシュや口臭対策にマウスウォッシュを取り入れるようにしましょう。

マウスウォッシュを使用する際に気を付けるべきこと

マウスウォッシュを使う際には、効果的かつ安全に利用するために気を付けるべきポイントがあります。

1、正しい使用方法を守る
マウスウォッシュのパッケージに書かれた指示に従いましょう。使用量やすすぎの時間を正確に守ることで、口内の粘膜を刺激することなく、必要な口内細菌を保護することができます。
使用回数には時に注意が必要です。マウスウォッシュの1日の使用回数の目安は2回程度です。過度に使うと口内の自然なバランスを崩す恐れがあるため、使いすぎないようにしましょう。

2、アルコール含有製品の使用に注意
アルコール含有のマウスウォッシュを使用すると口内が乾燥しやすくなるため、乾燥を気にする方やアルコールに敏感な方は、アルコールフリーの製品を選ぶようにしましょう。

3、歯磨き粉をしっかりすすいでから使用する
歯磨き粉が歯に付着したままマウスウォッシュを使うと、双方の成分が反応し合って効果が低下することがあります。そのため、マウスウォッシュの使用前には、歯磨き粉の残りをしっかりと洗い流してください。

4、子供の使用には注意
小さな子供がマウスウォッシュを使用する場合は、誤って飲み込むことのないよう、大人がしっかりと監督するようにしてください。

5、使用後の反応を観察
口内に異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し、必要であれば専門家の意見を求めてください。成分に対するアレルギーの可能性も考慮に入れることが大切です。

6、液体歯磨きと間違えないように
見た目はよく似ていますが、マウスウォッシュと液体歯磨きとでは用途や目的が異なります。マウスウォッシュは抗菌のために使用するもので、液体歯磨きは歯磨き粉として使用するものです。購入する際には間違えないように気をつけましょう。

これらのポイントを守りながらマウスウォッシュを安全かつ効果的に活用すれば、毎日の口腔ケアに役立ちます。

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